最近ではインターネットで「別れさせ屋」と検索をすると、多くの業者がヒットし、そのほとんどがメールや電話などでの無料相談を受け付けているため、気軽に相談できる環境が整っています。しかしだからといって何の準備もなしにただ相談することはオススメできません。相談するにあたってきちんと準備をする必要があります。
■依頼の理由の妥当性を考える
夫と愛人を別れさせたい、元恋人が現在付き合っている相手を別れさせてほしい、などというケースであればまず依頼を断られるということはありません。しかしまれに状況次第では祝いを断られてしまうこともあります。それは依頼の理由が公序良俗に反するものや犯罪に繋がる恐れのある場合です。
例えば今でこそ少なくなってはきましたが、いまだに外国人との結婚や、部落・民族への偏見による結婚の反対などをする人はいまだにいます。息子が連れてきた相手が〇〇人だから別れさせてほしい、こういった類の依頼は社会的な妥当性もなく、公序良俗に反するものなので断られる可能性は高いです。また怨恨を理由とした依頼も同じ理由から断られるケースがほとんどです。
さらによくある不倫相手の奥さんと別れさせたいという愛人側からの依頼の場合も断られるケースはあります。夫婦関係に問題はなく、愛人が一方的に別れを望んでいる場合などです。これも社会的妥当性に欠け、倫理的に判断しても別れさせることが適切ではないと考えられるからです。
■別れさせたい気持ちを整理しておく
別れさせ屋が依頼主に適切なアドバイスや工作を提案をするためには、なによりも現状や対象者の性格などの情報がどれだけ得られるかが重要になってきます。
怒りや焦りに任せると、判断力も鈍ってくるため、誤った判断をしてしまうこともあります。またそこに漬け込む悪徳業者も存在します。またそのような状況では、必要な情報をきちんと伝えることができない場合があります。情報が欠けていたり、誤っていると、適切な工作が提案できず、失敗に繋がる可能性が高くなってしまいます。
なによりもきちんと自分の気持ちを整理し、落ち着かせることが大事なのです。
精神状態が不安定になっているところに、別れさせ屋に依頼をするという緊張がかさなると、落ち着いて状況を説明する、判断するというのは難しくなってきます。依頼する前に伝えるべき情報を書き出して整理しておくことをオススメします。また別れさせ屋との話をメモにとって形に残しておくことも大切です。