28
6月
みなさんは、別れさせ屋をご存知でしょうか。普段の日常生活ではほとんど関わることがないかもしれません。決して目立って行われている仕事ではありませんが、人によっては頼りになる存在です。
別れさせ屋とは何なのか、どんな仕事をしているのか、詳しく説明していきたいと思います。
<依頼を受けて誰かを別れさせる>
別れさせ屋の仕事はシンプルです。お客様からの依頼を受けて、別れさせてほしいというカップルや夫婦を別れさせるというものです。依頼内容のパターンとしては、第三者から、とあるカップルを別れさせてほしいというもの。あるいは、付き合っている当事者から、パートナーと別れたいと相談を受けて、別れさせるという、この二つがメインです。
本来、別れるという出来事は、当事者の間で話し合いや気持ちのすれ違いなどで発生するものです。しかし、別れさせ屋は、第三者の手によって、強制的に別れさせてしまうというものです。本当にそんなことが可能なのか疑問に思うかもしれません。しかし、実際に別れさせ屋は世の中にたくさん存在しており、実際に別れさせることに成功しています。
ただし、依頼するには、なかなかの費用がかかります。一般的には、数十万円から百万円以上になることもあります。よほどお金に余裕のある方でないと依頼するのは難しいですが、中にはローンを組んでまで依頼する人もいます。それだけ、ニーズの高い仕事であることが分かります。
<どんな人が依頼してくるのか>
別れさせ屋に依頼してくるのは、どんな人なのでしょうか。男女比率で言うと、圧倒的に女性の依頼人が多いです。構成で言うと、4分の3が女性、4分の1が男性だそうです。特に多いのが、夫と愛人、あるいは不倫相手を別れさせたいというものです。妻は、夫の不倫や浮気に気づいたとしても、なかなか言い出すことができません。逆に相手と離婚してしまう結果になるかもしれないからです。そんな時に別れさせ屋の手によって浮気相手と別れさせ、夫が家庭に戻ってくるように仕向けるのです。
家庭を守っている女性だからこそ、家庭を守り続けるために、別れさせ屋を最終手段として頼ってくるのかもしれませんね。
21
6月
ターゲットとなるカップルや夫婦を別れさせるための手段、それが別れさせ工作です。別れさせるためには、ターゲットに近づかなければなりませんが、当然業者であることがばれてはいけません。そんな状況で、本当に別れさせることなんてできるのか疑問に思う人も少なくないと思います。別れさせ工作はどうやって行われているのか、手順も含めて解説していきたいと思います。
<心理的に揺さぶりをかける>
別れさせ工作と言っても、どんな手段を使うのかは業者によって違います。また、ターゲットとなる人物の性格や状況なども違いますので、工作は多岐に渡るといってもいいでしょう。その中でも多いパターンが、工作員がターゲットに近づいて親密になり、心理的な揺さぶりをかけて、別れる方向へと持っていくものです。
例えば、とある男性が浮気をしており、依頼人から浮気相手と別れさせてほしいと相談を受けます。別れさせ屋は、男性と親しくなれそうな男の工作員を偶然を装って接近させ、仲良くなったところで、浮気がいかに愚かなことかを伝えたりします。男性の心の中に、自分が愚かなことをしていること、浮気がばれ後々後悔するであろうという気持ちが芽生えさせ、自ら別れるように仕向けるのです。
文章で見ると、こんなに簡単にいくわけないと思うかもしれません。でも工作員はプロであり、心理学に長けている人が多いです。人の心理をうまく掴み誘導することができるので、限りなく成功に近づくことができます。
<工作員はどこで調達してくるのか>
鍵になるのは工作員です。工作員はどこから調達してくるのか気になるところです。実際には、別れさせ屋に所属しているケースもありますが、ほとんどは別のところから雇ってくることが多いようです。工作員は、男女、そして年代、容姿などさまざまな条件があります。どんな依頼内容にも対応できる人などいません。であれば、その都度依頼内容にあった人を雇ってくる方が効率的だからです。工作員を専業にしている人もいれば、普段は劇団やモデルなど、別の仕事しながら、依頼があった時に対応している人もいます。基本的には素性は明かされないので、身元が割れることがほとんどなく、工作員の情報もあまり出回っていないようです。
14
6月
別れさせ屋に依頼をしたら、果たしてどれぐらいの料金がかかるのでしょうか。おそらく日本人の多くが利用したことがないと思いますので、実際にどんな料金が発生し、相場はどれぐらいなのか知らない人がほとんどだと思います。
別れさせ屋の料金体系や、どういったことに費用が発生しているのか、詳しく説明したいと思います。
<難易度によって変わる料金>
別れさせ屋では、一律で料金が発生するわけではありません。依頼内容によって大きく変わるのですが、一番大きな要素は、難易度です。別れさせるのが難しければ難しいほど、費用は高くなっていきます。どうやって難易度を決めているかは、対応する業者によってさまざまであり、難易度の段階も違います。難しい案件になれば、調査や工作を含め、対応する期間が長くなり、また工作員も多く雇う必要が出てきます。人件費という面で費用は膨らんでいくため、ある程度高い料金になることは覚悟しなければなりません。
一般的に、基本料金、あるいは着手金という名目で金額設定されています。難易度が低いものであれば50万円ほど、高いものになると、200万円〜300万円という高額になることも珍しくありません。最低でも50万円というのは、負担が大きいと思います。そんな人には、数万円で利用できるお試しプランのようなものを設けている業者もあります。お試しプランで別れさせるまではいかないですが、どんなものなのか確認する意味で利用するのもよいかもしれません。
<成功した場合は更に料金が>
別れさせ屋に依頼をしても、必ず成功するとは限りません。そこで業者側は、成功した場合には、成功報酬という料金体系を設けていることがほとんどです。大抵は、数十万円であり、着手金ほどの料金はかかりません。着手金の半分以下の料金であることが多いです。
ここで気を付けなければならないのは、何をもって成功とするかです。依頼者側は、意中の相手を別れさせることができて成功と考えていたとします。しかし業者側は、あくまで浮気の証拠を掴んだ、別れるという言葉を引き出したなど、別れさせるきっかけを作ったという段階で成功とすることもあります。その辺は、契約する前にしっかりと詰めておく必要があります。
7
6月
別れさせ屋のサービスを行っている業者の中には、注意しなければならない“悪徳業者”もあります。幸せを手に入れるために高額な費用を払っても、別れさせ工作が失敗に終わったり、トラブルに巻き込まれたりしてしまうこともあるので、別れさせ屋選びは慎重に行うことが大切です。別れさせ屋の悪徳業者に引っかからないためには、次のことを確認することをおすすめします。
●会社の所在地が明記されていない
別れさせ屋業者の多くは、ホームページを開設しているところがほとんどで、「会社概要」のページを見れば、どんな会社なのかわかります。経験と実績のある優良な会社なら、何も隠すことなく全てを公表しています。ところが、中には、住所や代表者の名前を明記していない会社もあります。
面談の時も、カフェやホテルラウンジなど、会社ではない場所を指定したり、「こちらからお迎えに上がります」と住所を教えなくて済む状況を作ったりする業者は、事務所を構えていない可能性があります。住所がわからない業者の中には、「費用を支払ったら、連絡が一切取れなくなってしまった」というトラブルも起きています。
●電話をかけると毎回同じ人が対応する
ホームページで、「多数の調査員や工作員が常駐」と書かれていると安心感がありますが、会社に電話をかけてみると、いつも同じ人が出ることがあります。偶然同じ人が出ていたり、電話対応担当の人がいたりすることも考えられますが、毎回、毎回、同じ人の場合は、少し疑った方が良いでしょう。
毎回、会社の代表者という人が電話に出るなら、ホームページなどで公表しているスタッフの人数はウソで、その代表者が1人で営んでいる可能性もあります。別れさせ屋の業務は1人でこなせるようなものではありません。そのため、不安に感じたら、スタッフについてしっかりと確認することが大切です。
●法律に違反するような工作を行おうとする
別れさせ屋が行う工作には、工作員が対象者に近づいて肉体関係をもち、既成事実を作って別れさせる方法を提案してくる業者も多いです。しかし、既成事実を持ってそれを盾にして迫るようなことをすれば、場合によっては、「脅迫行為」とされることもあります。そして、対象者が不審に思って警察に相談すれば、依頼者もその行為に加担したことになってしまいます。
信頼できる別れさせ屋は、“体”を利用するのではなく、“心”を動かす工作を選びます。「取りあえず肉体関係を結んでしまえば良い」という考えの業者は、その後のトラブルを呼び込むので、絶対におすすめできません。