世の中には、パートナーと別れるか別れないかで悩んでいる人はたくさんいます。だから別れさせ屋という仕事も成り立っております。ただ、悩み続けるよりも、自分自身の状況を診断してみることが一番です。
例えば、自分自身が別れるかどうかの当事者だった場合、本当に別れて良い方向に向かうのか、それともまだ関係を続けていくべきかを決めなければなりません。でも頭の中で、その先を想像しているだけでは、答えは見えてきません。言い方は悪いですが、所詮想像でしかないので、その日の気分で良い想像をしたり、悪い想像したりと、方向性が定まることはないでしょう。
そこで大事なのが、第三者の意見を聞いてみることです。それこそが「診断」なのです。そして、別れさせ屋の出番です。やみくもに別れさせることを目的で行っているだけの業種ではありません。その人が本当に別れるという結果となって、救われるのか、良い方向に向かうのかを一緒に考えていくことも仕事の内なのです。例えば夫婦の場合、離婚すると困るのが親権です。どちらが子供を引き取るのか、最大の争点となるところです。
もし仕事をされていない人の立場であれば、子供は引き取りたいが経済的に不安であるといった心配もあるでしょう。仕事をしている場合、育児や世話をする時間がない、という懸念点があります。それらを総合的に考えて、本当に離婚することが正しいのか、考えなければなりません。別れることは、気持ちの部分が大きいのは事実ですが、気持ちだけで決めることはできないのです。そういった側面からも、やはり誰かに相談するということは非常に重要です。
もちろん、専門の業者に相談するだけが手段ではありません。両親や知人、友人と相談することでも、自分一人で考え込むよりはずっと有意義です。自分のことは自分が一番よくわかっていると言う人もいます。確かにそれはそうかもしれません。でも、周りの人が見るあなたというのも、またあなた自身なのです。
客観的に誰かに見てもらうことは、自分を良く知る事でもあります。別れる、別れないという判断をするには、まず自分自身の状況を誰かに診断してもらう事から始めましょう。